僕は、あの日依頼ずっとモヤモヤしている。
「お金にお金を稼がせる??」
「投資は怖いものではない、学ばないから怖いんだ??」
イマイチ納得できなかった。
しかし、ものすごい興味があることは自覚していた。
僕はスマホで調べた。何度も。
調べるのはタダだから。
「ん~~~。いろいろあるんだな~~。」
株投資。 なんか難しそうだな~。
FX? 簡単そうだけど、意味がわからないな~~。
投資信託。 これは聞いたことあるな。。。
いくら調べても、結局、何も変わらないような気がしてきた。
ここは思い切って、あのおじいさんの家を思い切って尋ねることにした。
僕は、おじいさんの家のインターホンを押した。
なんと図々しいのだろうか。
僕は元々ここまでするような人間じゃない、僕の中で何かが変わってきている。
そんなふうに思っていると、
おじいさんが笑顔で出てきてくれた。
「お~、きみか。よく来たな。まぁ、中へ入りたまえ」
「あの~、すみません。家にまで押しかけてしまって、、、あの日以来、モヤモヤしていて、、、」
「そうかそうか。いいんじゃよ。わしも暇じゃったし、悩める若者がいるなら手を差し伸べるのが、じいさんの役目じゃ。」
ソファーに座って待っていると、おじいさんが、良い香りの紅茶を入れて持ってきてくれた。
「さて、どんな用じゃ?」
「えーーと、僕、投資をしてみたいんです!もちろん!自分でも調べました!調べましたけど、なんだかよくわからなくなっちゃって、、、」
「ほう。そうか。んじゃ、いくつも伝えたいことがあるんじゃが、まず、大原則を伝えておく。いいかな?」
「はい!」
「まず、すべては自己責任じゃ。いいな?」
「もちろんです。」
「だからこそ、お金の投資は余裕があるときにしなさい。」
当然のことなのに、おじいさんは、すごい真剣に僕の目を見ている。
(これを軽く受け止めてしまっていた僕は、このあと、痛い目に遭ってしまうのだが、、、、、、)
「え、あ、はい」
「たった5000円でもいい。余裕があるときにしなさい。」
「お金の投資は、最悪、ゼロになっても、生活には影響ないようにしておかねばならない。いいね?」
「はい」
「ところで、今日は、ちょっと変わった話をしてもいいかな?」
「え?あ、はい。」
「昔話で申し訳ないが、わしは20代前半は自分の時間と労力を最大限投資しまくったよ。
休みなく16時間くらいは働いたな。まぁ時代は違うっちゃ違うが。
その結果、未来の自由な時間と、ある程度自由なお金と、完全自由な働き方を得た。
あと、信頼できる社員達と会社を得た。
若い頃なんてな~、投資できる金はないんだから、自分の時間と労力を最大に投資して経験と能力、そして信頼を得るべきなんじゃ。」
「・・・・・・」
僕は何も言えなかった。手っ取り早く金持ちになりたいと思っていた自分が恥ずかしい。
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中途半端ですけど、ちょっと、今日はここまでですみません。笑
つづく。