「うちの子のやる気スイッチを入れてください」
よく言われることがありますね。
保護者様のお気持ちもよくわかります。
でも、スイッチみたくパチっと入るものとは思わない方がいいんです。
そう思うことから、子どもの現実とのすれ違いが起きてしまうことも多いから。
保護者様もどうですかー?
仕事で必要だから、英語をしっかり身につけようって、頑張ろうとした方いらっしゃるでしょうか?
やる気がスイッチみたく入った気になっていても
長続きしませんでしたよね?笑
「資格をとろう!」
と、参考書を買った経験ある方もいらっしゃいますよね?
最初の10ページくらいで、あとは眠っていますよね?
メルカリで売っちゃいましたよね?笑
なぜそんなことになってしまうかって??
だって にんげんだもの
しゃちょを
失礼しました。笑
勉強の「やる気」というのは、スイッチみたくパチっとオン・オフを簡単に切り替えられるものではないと思うべきです。
(アドラー心理学的に言うとスイッチがオフになっているだけという「可能性の世界」に逃げ込んで責任転嫁しているわけだが、、、)
やる気というのは、
そうだなー、マッチ棒に火をつけるようなイメージだろうか。
マッチの先を発火させるにはコツが必要なんですよね。
ゆっくりこすっても火がつかないし、
あ、マッチ棒の角度も大事ですしね!
子どものやる気を出させる(出させるという表現が適切ではないんだが)のも同じく、コツが必要。
実際、塾には、我々も悔しいが、なかなかモチベーションが続かずに結果が残せていない生徒もいるのも事実。
マッチになかなか火がつかない生徒がいる。
例えるなら、湿ってしまったマッチだ。
湿ったマッチに火をつけたいなら、いきなりこすっても火はつくはずがない。
まずは、乾かすなどの作業が必要だ。
それなのに、いきなり摩擦で火をつけようと焦ってしまう保護者様もいらっしゃる。それではマッチを駄目にしてしまう。
また、マッチ自体は湿っていなくても、こする方に問題があることも多い。
「ガミガミと勉強しろと言ってしまう」ことで、マッチを湿らせてしまうことが多い。
勉強のやる気においては、
具体的には、適切な目標設定、ハードル管理、スケジュール管理、達成感、具体的な学習内容のアドバイス、モチベーションの維持のサポート
などなど、いくつかのコツが必要だ。
簡単ではない。
いかにも簡単に思わせるような「やる気スイッチ」などと言うのは、俺は嫌いだ。