全国の塾にお子様を通わせる保護者様へ。
私も塾の経営者ではありますが、
今回は、一人の人間として真剣にお話させていただきます。
今回の前代未聞の首相による全国の学校への休校要請。
それに伴って、塾の対応を変えざるを得ないことも出てきています。
塾は、通常通り授業を行うことは難しい所もあるかもしれません。
塾によっては、オンライン授業を導入したり、家庭学習管理をしたり、を考えている最中だと思います。
今この瞬間、塾の先生たちは必死です。
生徒、保護者様のために、どうすればベストか、経営者は頭をフル回転させ、先生たちはみんなで話し合い、現場は大混乱に近いです。
ここで、ひとつ申し上げておきます。
授業ができなかった分の授業料の返金を要求することは、お子様のためにも、塾のためにも「間違っている。」と言わせてください。
お金が返ってきたら満足なんでしょうか。違いますよね。
それでは、学習量が減ってしまうことはどうやっても取り返せません。
保護者様の望まれることは、お子様の学力アップや学習量の確保だと思います。
ですから
「今回の休講は仕方ないけど、授業がないなら返金してください」
ではなく
「今回の休講は仕方ないですよね。その分、うちの子に補習みたいな形で補っていただく予定はありますか?」
と通われている塾へ伺ってみてください。
ほとんどの塾では、生徒のために、振替と必要な補習を行うはずです。
もし、その返答に真摯さがなければ、その塾は見限っていいと思います。
ここからは、書こうか迷ったのですが・・・・・
僕も塾経営者です。一ヶ月授業ができなくて、その分の返金を行えば、確実に先生に給料が払えず、家賃も払えず、倒産します。
先生たちとその家族は路頭に迷う。僕は8000万円の借金まみれになる(それはどうでもいいか)。
いや、うちの塾だけではありません。
ギリギリの状態で塾を経営している塾長さんが全国にたくさんあります。
生徒たちのために、保護者様のために、毎日毎日必死に頑張る人たちです。
お願いです。
こんな緊急事態だからこそ、そんな塾を、どうか支えてほしいです。
みなさま、何卒、よろしくお願い致します。
エイメイ学院、明成個別、Elena個別、EIMEI予備校
教育学習塾グループ代表 川上大樹