数年前の暮れのことです。
中学生くらいでしょうか、うちの塾の前を3人組が自転車で通り過ぎました。
「ここがあの塾か?あの遊んでいるだけの塾だよ。」
と、こちらに聞こえるような声でしゃべっていました。
心ない悪口は、今、通ってくれている生徒や保護者様を嫌な気分にさせます。
この塾を卒業したことに誇りを持ってくれている卒業生を傷つけます。
私たち先生は大げさかもしれませんが命をかけて塾をやっています。
だから、僕はたとえ相手が中学生の子どもでも、心ない言葉には傷つきますし、カッとなります。
しかし、まぁ、僕も大人ですから(笑)
聞こえないふりをしました。
すると、僕の隣にいたうちの塾の中学一年生男子が
「は?ふざけんなよ!ひがんでいるんだよね。」と。
その隣にいた男子も
「先生あんなやつら、全然気にすることないからね!」と。
僕はその言葉に感動してしまいました。涙出ましたよ。
その生徒たちは普段はおとなしく、そんなに感情を出す生徒ではないのですが、そんな塾への気持ちが嬉しくて、、、
僕の気持ちを察しての優しい言葉が嬉しくて、、、
あー
悪口も、いいもんですねぇ。笑。
よく考えてみればただのひがみなんですね。
今やうちの塾は全体で生徒数700名を超え、学校ではたくさんの同級生がうちの塾を「楽しい」と言うんです。
塾で勉強するのが楽しいなんて、認めたくない人もいるのでしょう。
よく考えたらうちの塾には学年1位が何人もいるんです。
学校でトップ10に入っている生徒が本当にたくさんいるんです。
「ただ遊んでいるだけの塾」がそんな結果を残せるでしょうか。
生徒たちや、保護者様が分かっていてくれればいいのだ。
そう思いました。