親バカ|川上大樹|教育学習塾グループ代表取り締まらない役 [エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校]

埼玉県の東武東上線沿線に11校舎ある エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校 の代表のブログ

丁寧に教える先生が生徒を伸ばせない 「自学自伸」の本を書き始めましたー

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《塾経営者・塾講師向けnote》

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序章:はじめに
1.「丁寧に教える先生」が生徒を伸ばせない理由
つきっきりで教える指導の限界
「本当に良い先生とは、どんな先生でしょうか?」
こう聞かれたら、多くの人が「いつでも質問に答えてくれて、わかるまで丁寧に教えてくれる先生」と答えるかもしれません。確かに、生徒が躓いているときに手取り足取り教え、階段を一段ずつ引き上げてくれる先生は、一見すると理想的に見えます。
しかし、私はあえてこう言います。「丁寧に教えるだけの先生は、生徒を本当に伸ばすことはできない」と。
我々、塾講師が、生徒につきっきりで丁寧に教えること自体は、実はそれほど難しいことではありません。生徒が「わからない」と言えば、噛み砕いて説明し、答えへの道筋を綺麗に舗装してあげる。そうすれば、当然、生徒はその場で「わかった!」と言うでしょう。顔もスッキリして、勉強した気分になって家に帰るはずです。
でも、それは危険な落とし穴です。 その「わかった」は、先生の説明を聞いて「納得した」だけであり、自分の頭を使って「理解した」わけではないことが多いのです。理解したつもりになっているのです。
その瞬間の「スッキリ」と、一ヶ月後の「ゼロ」
先生に丁寧に教わってスッキリした生徒のその後を、追跡したことがありますか? 悲しいかな、多くの生徒が一ヶ月後には同じ問題が解けません。一ヶ月後どころか、翌日、あるいは今この瞬間に数値を変えただけの「少しひねった問題」を出しても、手が止まってしまう。
なぜなら、彼らは「解き方」を教わっただけで、「解くための考え方」を自分で組み立てて学べていないからです。
補助輪付きの自転車に乗って「運転できた!」と喜んでいるのと同じです。補助輪(先生の助け)を外した瞬間、彼らはバランスを崩して倒れてしまいます。 つきっきりで教えるということは、いつまでも補助輪を外さないということです。その瞬間は転ばずに進めますが、一人になった途端、何もできなくなってしまう。それでは、本番の入試や、その先の人生という長い道のりを走っていくことはできません。