子どもの問題行動って、親や先生に構ってほしいからなんですよね。
「愛」がほしいんですよね。生物としての本能ですよ。
それが、悪い面で出てしまったのが問題行動です。
専門用語になりますが、「安直な優越性の追求」といいます。
子どもは、親や集団において、良く有れないとき、特別に悪くなろうとすることがあります。
自分も周りもみんなが損をするような状態になってでも「特別な存在」であろうとすること。です。
かたくなに宿題を忘れてくる生徒も、怒られたくてやっている子もいますよ。
親の財布から盗めばバレるのわかっているのにやりますよね。
母親の次は、おじいちゃん、おばあちゃん、の順でしょうね。
自分が構ってほしい(愛が欲しい)順です。
髪を染める、タバコを吸う、も、わざわざバレるようにやる。笑
可愛らしいじゃないですか。
学校で、お菓子を食べただの、タバコを吸っただの、
家でお菓子なんて食べられるのに、わざわざ学校にもっていって、隠れて食べる。いや、バレるようにゴミを捨てる。笑
タバコもバレるような行動をします。あんな美味しくないタバコを中学生が無理して吸って。肺になんて入れられませんよ。ふかすだけです。
微笑ましい努力です。笑
そして、たまに学校の先生も、まんまと生徒の思うつぼなのに、叱りつけたり、全校集会で問題として取り上げたりしちゃうんです。
こどもはそれを望んでるのに!まんまと!笑
だから、直りません。こどもは大人をうまく操ります。
親も、子どもを叱りつけます。
いつもは忙しくて、構ってあげられないのに、問題行動をしたときだけ叱りつけます。
テストの点数が悪いとき、親はガミガミ言ってくれる。
※本人はうざい、と言いますが本能的にはコレで愛を受けているの認識して抜け出せない状態になることもある。
子どもは、問題行動を起こせば、親の愛情をもらえると勘違いします。
これ本能的行動です。
「もしかして、歳の離れた弟、妹がいますか?」
「え?なぜわかったんですか?」
「あ、やっぱり。」
こんなのはしょっちゅうです。
10歳くらいのときに弟妹が生まれると、今まで独り占めしていた、親の愛情がすべて弟妹に奪われてしまうんですから。(よくある一例です)
往々にして、弟妹には、きつく当たります。
何よりも大事な親の愛情を、自分から奪った敵ですから。仲良くなんてできませんよね。
と、いうことで、こんな子にどうすれば良いかは、単純です。シンプルです。
愛情を注げばいいんです。
褒める《認める》ことが緊急で必要です。
中学生男子とかだと、抱きしめるわけにもいきませんよね。笑
まず、テストが返ってきたときとかは、絶対に悪いところを指摘しないことです。
叱られることを、彼は(無意識に)快感に思っています。笑
ダメです。
そこは、彼が一番いやがる「無視」をします。その悪い部分は無視です。「おかあさん、悪いのには興味ないのよ。それより良い結果のやつを見せて?」
と、
少しでも褒める《認める》ところがあったら、思い切り褒めましょう。
その際、悪いところの指摘はしたくなりますよね。
塾や学校の先生に任せたほうが懸命です。
親の指摘は聞き入れる体勢にありませんから。
どうしても指摘したいなら、今回は、褒めるだけにして、次のテスト一週間前にしてください。
怒ったりすると、しめしめと、
安易な方法で親の愛情を獲得しようとします。
勉強以外でも、褒める《認める》んです。良い行動だけに、親は興味を持つんです。
子どもからしたら、一番いやなのが、「興味ない。」です。
子どもを正したくて怒るのは逆効果です。正したいときの罰は、興味を示さないことでしょうね。
それは高等テクニックなので、心がけることは
怒らない叱らない。
でも、ある程度までくると、いきなり褒めたりしても、子どもは疑います。笑
まず親子でじっくり話し合う。それが大事です。