高校球児たちは、甲子園に出たいとみんな必死に頑張る。
その上位はテレビでも放映され称賛される。
「地区大会で負けて泣いていた球児のことも考えるべきだ!」
とはならない。
芸術作品が入選して表彰されても、まだ作品がうまく作れない人への配慮をして、、、なんてならない。
塾として、成績上位生徒をブログやチラシで称賛していると
「成績上がらない子の気持ちを考えてください」
この気持ちはとてもわかる。
俺自身が中2までは、下から何番目かだったしね。
成績が上がらなかった子の気持ち。
たぶん、塾の先生は、ものすごく考えている。
語弊があるかもしれないが、
成績が上がった生徒よりも、頑張っているのに成績が上がらずに悔しい思いをしている生徒の方が思い入れが強くなることも多い。
でも、上位の結果を残した生徒のことはクラス全体で称賛する。
お祝いする。
すごい!!と拍手する。
結果が出なかった子のことを考えているのか?
ですって?
考えてるから、なんですよ。
結果が出ないで悔しい思いをしてもらうために、お祝いしてるし、すごいものはすごい、と言っているんだ。
成績良くなかった生徒もいるんだから、その子の気持ちを考えて、あんまりお祝いとか褒めるとかやめよう、、、ってのは、一番良くない気遣だよ。
ガンガン落ち込めばいい。
大人は、それを次へのエネルギーに変えられるように、適切に導いてあげるだけ。
変な気遣いは害だ。
勘違いもしてしまう。
だから、みんなで学年1位を心からすごいと祝福するべきなんだよ。
そうじゃなかった子も、心から祝って、心から悔しい思いをして、次も「みんな」頑張る。
そういう環境を作ることができる。
それがうまくできない先生や親御さんは、その対応を学んで欲しい。
こうやっていけば、みんなにとって良い環境を作れる。