「少年ジャンプのような人生を」
子どものころ、月曜日になるのが待ち遠しかった。
少年ジャンプが発売されるのだ。
いつも朝、薄暗い時間帯にコンビニまで走って買いに行き、学校に行く前に読んでいた。
兄貴と取り合いだったが、、、どうしても一刻も早く読みたいため、兄貴と俺は1冊ずつ購入していたこともあったほどだ。貧乏のくせに。笑
たまに休刊だとわかるとショックが大きく、次号がさらに待ち遠しいものとなった。
当時のジャンプは黄金期だった。
ドラゴンボール、幽々白書、スラムダンク、ろくでなしブルース、すべてにはまっていたな。
そして、あのインクの匂い。
分厚さ。
忘れられない。
思い出すと切なくなる。
ん?
あんなに惹きつけられたのはなぜだろう。
そうか。
どの漫画にも共通していたのは、危機を乗り越えていく主人公の姿だったな。
あー、確かにそうだ。
何も起こらない物語なんて退屈で、読者を惹きつけない。
ドラマチックな展開を俺は楽しんでいたんだ。
強大な敵が現れるが、修行をして、仲間とともに戦い、守るもののために命をかける姿に自分を重ねてみたりしていた。
そんな人生を歩みたいね。
視聴率の高いドラマのような人生を歩んでやるぜ!
困難カモーン!かかってこいや!!