川上大樹|教育学習塾グループ代表 [エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校]

埼玉県の東武東上線沿線に11校舎ある エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校 の代表のブログ

ご相談。親ができることって結局

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《塾経営者・塾講師向けnote》

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こんにちは。中1次男について相談があります。よろしくお願いいたします。
・宿題、課題をやりたがらない。・課題、問題をこなすのにとても時間がかかる。特に文章を書く問題。・中学校の毎日の生活の流れの速さに遅れ気味になる
親はどう対応したらいいか、お聞かせ願えますか?

中学校生活が本格的に始まって1か月、毎日少しずつ、宿題というほどではない量の宿題が出されます。普通に始めれば30分とかからない量です。
ところが次男は、帰宅から4時間位経ってからようやく椅子に座り、丁寧に丁寧に字を書いて、2時間以上時間をかけて宿題をします。漢字のワークのなぞりなど、細心の注意を払っています。学校で済ませることはまだまだ無理そうです。

始めるまでは声かけを何度も行い、最終的に叱っても始めさせようとしますが、自分のペースではじめたい…と言います。明日の準備などもゆっくり確認しつつ確認しつつ丁寧に丁寧にやるので、就寝が12時過ぎることもあります。もちろん朝は起きられません。

最近はトイレに1度入ると40分近く出てきません。聞くと「ボーっとしていたい」そうです。心身疲れているようです。

また休校中課題が多く出され、提出する分はなんとか(親も協力して)こなしましたが、「やったほうがいい課題」がまったくこなせず、こなせた友達の話を聞いてショックを受けたようです。とにかく一つ一つの課題に対して丁寧に丁寧に丁寧に…という感じです。

 

 

宿題や課題に関しても「本人がやる意味を感じていない」状態ですね。

 

もちろん、親からしたら、そんなのは許せないわけで、しっかりやって、しっかり朝も起きて学校に行って、という理想があるとは思いますが、

 

お子さんは、「減点主義」に疲れてしまっているのかもしれません。

 

保護者様や先生たちの「こうあるべき」という姿から減点で評価されていることに。

 

ひとつ言えることは、このままでは良くなることは難しいということです。

 

なんとかギリギリの状態でキープが(強引に)できているように見えますが、実は問題は膨らんでいく一方だと思います。

 

何かのきっかけで、張り詰めた糸がプッチンと切れたら大変です。

 

そうなると、もう親のいうことなんて一切きかなくなります。

 

エネルギーのある子なら非行へ。

 

そうでないなら、引きこもり状態に。

 

 

そうなってからでは遅いので、今できることは、

 

「親がやらせる」ことではないです。

 

できることは、本人がやる意味を感じるようなきっかけをつくることです。

 

話し合いでもいいですし(親が一方的にこうしないとだめよというのではなく)

 

友人からの刺激でもいいですし、

 

校外活動でもいいですし、

 

塾に行っているなら塾からの言葉が届くことも多いですし、

 

 

本人が自分で動く動機が湧いてくるように、親はサポートすることしかできないと思います。

 

結局は、自分の意思で前に進まないと意味がありません。

 

言えば言うほど、逆効果だと思います。

 

まだ、中1程度なので、おとなしいですが、中3や高校になったら、体も大きくなり、意志も強くなるはずです。

 

いつまでの親の思い通りにはなりません。

 


あと、この子はたぶん、やれるんですよ。

 

でも、かたくなにやらない。

 

その理由、目的を考えるべきかなと。そう思います。

 

そうでないと、良い方向へは進まないと思います。

 

原因は、たぶんいろいろあると思います。

 

お兄ちゃんかお姉ちゃんがいるんですかね?

あくまでも予想ですが、もしかしたら、上の子は勉強やスポーツができる子で、比較されて生きてきたのかもしれません。

わかりませんが。

 

今までに何千人の生徒と保護者様を見てきて、似たような悩み相談は多くありました。

 

良い方向への親ができる行動はいろいろありますが、少し情報が足りないので、これくらいしか言えないのが心苦しいですが・・・

 

ご相談者の方は以下もお読み頂けたら何かヒントがあるかもしれません。