あれは25歳くらいのときだったかな。
毎日朝から夜明けまで働いていて、寝る時間が惜しくてベッドを捨てた。
毎日睡眠4時間半で目覚ましをかけてフラフラになりながら熱いシャワーを浴びて目を覚ます。家を出る時玄関のドアに「今日も誰よりも結果を出せ、俺」と書いて貼ってある張り紙を毎日眺めて出勤。
頑張れば結果が出る。
規模は大きくなってきて、生徒が増えてきて先生も増えてきてさらにやることが増える。
トラブルも増えるし、ピリピリしていた。
「ちょっと今は俺には話しかけないで」とか仲間の先生に言ったり。
ある日退塾の連絡で頭がおかしくなりそうになり呼吸の仕方を忘れて塾のトイレに駆け込んでリセットが大変だったこともあった。
精神的にもギリギリ。
さらに働かないと仕事が終わらない。今度は家を解約して塾に寝泊まりした。そんなんで4-5年やってたかな。
人の何倍も働いていたからそりゃ結果は出た。
けど、自分1人の時間は24時間。もうキャパ限界までやってみて気付いた。俺1人では無理だ。
チームでみんなで結果を出していかないとこの上にはいけない、と。
そして、チームのみんなを信頼してどんどん任せるようにした。
俺の力の使い方を変えた。
サポートや育成。
チームの力はすごかった。
自分がやるには資源的に限界があるが、チームならメンバーも増やせば無限になる。
何より楽しい。
そうやってEIMEIの組織はできてきた。