騎士になったジャスティスは、
伝説の騎士エイルの最盛期を知る唯一の存在。
若きジャスティスは、遠くからエイルの活躍を見ていた。
そして、あれが俺が目指す騎士の姿だ!と。
その目に焼き付けていた。
しかし、あの伝説の騎士でも、寿命には勝てなかった。
ジャスティスは、衰えていく伝説の騎士の姿を見ていられなかった。
その後、エイルがどうなったかはわからなかった、、、
ジャスティスは我流で鍛錬を積み、どんどん強くなり、騎士の世界では有名になる。
そのジャスティスのことを慕う者たちも集まり始める。
ジャスティスに影響を受けた騎士がどんどん育ち、各地で活躍をしはじめる。
一方、
あの伝説の騎士エイルの正統な後継者であるアミルという若い騎士がいた。
若き頃のアミルは、伝説の騎士エイルと共に戦い、その元で、その全てを学び、エイルの死後、独自に騎士の鍛錬を積んでいた。
しかし、
アミルは迷っていた。
図体ばかりデカくなり、戦いには負けないが、本当の強さ、騎士としての誇りが薄れかけているのに気付いて、もがいていた。
そんな時、偶然にもジャスティスとその仲間たちと出会うことになる。
そこで、ジャスティスに打ち明ける。
「僕はアミルといいます。実は、お恥ずかしいですが、昔はエイルという騎士と共に戦っていたんです」
ジャスティスは言った
「エイルのことはもちろん知ってるよ、僕は昔エイルのことをよく見ていた。そして君が正統な後継者であることも知っているよ。」
アミルは驚いた
「そうでしたか。お恥ずかしいです。」
ジャスティスは言う。
「アミル、君は確かに騎士としては戦えば負けない。しかし今、何かに悩んでいるんだろうか。」
アミルはジャスティスに打ち明ける。
「はい。負けないんですが、なんか、僕の中で、騎士としての本当の強さというか、誇りというか、そういうのが薄れてきているんです。」
ジャスティスは優しく言った。
「そうか。それじゃ、君より身体は小さいが、本当の力を持つ騎士たちの集まりに参加してみないかい?」
「、、、は、はい。是非」
続く、、、
この物語はフィクションです。笑