俺って、「どーせむり」という言葉と戦うように生きてきたなぁ。
もちろん、これからもだけどね。
小学校の頃、肥満児で50m走10秒くらいだった俺が、中学になりハンドボール部に入ろうとした時「どーせむり」と言われた。
しかし、3年では部長をやり、県の関東予選のリーグを勝ち抜いトーナメントでは負けたがBest4のチームになった。
不良に憧れ、勉強嫌いな俺が、高校でもハンドボールをやりたいと、県立高校で強いところを志望したとき、
当時はまだ頭悪かったから、学校の三者面談で先生に「どーせむり」と言われた。
が、1年後、偏差値20以上上げて推薦で合格。
さらに高校入学直後のテストで学年1位。
高校入学したが、うちは母子家庭で貧乏だったから、アルバイトしなくてはいけなかった。部活もやりたい。アルバイト許可をとりにいったとき、担任には勉強も両立するのは「どーせむり」と言われた。
が、学年1位をキープ、オール5をとり、部活では部長も務め、ベストプレーヤーに選ばれ選抜にもなった。
バイトでも親のために稼いだ高校時代だ。
部活引退してから、本気で大学を目指すが、金がない。
ないどころか家のローンなどの借金はあるらしい。
行くなら奨学金で国立大学。浪人もできない。あの高校からでは「どーせむり」と思われたが、予備校にも通わず死ぬ気でやった。現役合格した。
大学合格したはいいが、国立大学でも、入学金25万、学費年間50万と言われた。
他にたくさんお金がかかると初めて知って驚いた。
お金はうちにはない。「どーせむり」と、あきらめそうになったら、近所の人が市役所にいって一時的にお金を借りられることを教えてくれた。
優しい姉も何十万円かくれた。素敵な親戚も何十万円か合格祝いとしてくれた。感謝してもしきれない。
「どーせむり」は、まだつづく、、、、