川上大樹|教育学習塾グループ代表 [エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校]

埼玉県の東武東上線沿線に11校舎ある エイメイ学院 明成個別 Elena個別女子 EIMEI予備校 の代表のブログ

成績アップの邪魔。慶應志木合格の生徒の思い出。「誰々のため」で暴走する人々。

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《塾経営者・塾講師向けnote》

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10年くらい前なんですけど、

 

 

 

慶應志木に合格した教え子がいました。

 

 

 

 

 

彼、中学時代の一時期、宿題をやれなくて悩んでいたんです。

 

 

 

 

 

部活でもうまくいかなくて悩んでいる時期でした。(青春ですね)

 

 

 

 

 

その頃は我々も、勉強量確保のためにも、宿題は必要だと確信していましたので(当時は、です)。

 

 

 

 

 

僕も他の担当の先生も、どうにか彼の「ため」に話をしたり、説得したり厳しく叱ったりしました。

 

 

 

 

 

しかし、一向に良くなりません。

 

 

 

 

 

「いやー、また、彼(慶應BOY)国語の宿題を忘れてきたんですよねーー」

 

と担当の先生から相談。

 

 

 

 

夜中、僕は担当の先生と話し合いをしました。

 

 

 

 

 

このままでは、本人を追い込むばかりじゃないかって思ったんです。

 

 

 

 

そして、

彼の「ため」がいけなかったことに気づきました。

 

 

 

 

これは先生の暴走です。

 

 

 

 

あのさー、あいつ(慶應BOY)さ、俺たちの中3のときより、確実にすごいんじゃない?

 

 

 

だから、俺たちの枠で考えて押し付けていたらダメだよな。

 

 

 

 

宿題もフリーにして、本人に考えさせてやらせようか。

 

 

 

 

もちろん、適切な距離感で見守ろう。特別対応をしよう。クラスのみんなにはうまく説明できるし。

 

 

 

 

って。

 

 

彼は、見事に、慶應志木高校に合格。

 

 

 

私は、 それ以来常に大事にしています。

 

 

 

 

「○○のため」ってのは時には危険で、「○○の立場で」ってのが正しいと。

 

 

 

 

たとえば、英語の先生がテスト前日に、「生徒のため」っていって、何時間も教科書の対策してたらダメでしょ。

 

 

 

その子たち、他の教科やりたいかもよ?教科書の対策なんてもう本人たち終えているよ。みたいな話です。

 

 

 

これは極端な例ですけど、塾の先生でもそういう暴走が起こるので、気をつけないといけません。

 

 

 

 

 

親もそうです。「子どものため」で暴走してしまっていませんか?

 

 

 

 

 

「子どもの立場で」っていうのをすべてのベースにしましょう。

 

 

 

 

 

「○○のため」ではなく「○○の立場で」って考えましょう。