あるとき、タロウくんが美術の時間に馬の絵を描いた。
それをハナコさんが見て笑って言った。
「なにこれ?馬になんか見えないわ!」
クラス全員で笑いが起きた。
この時ハナコさんは悪気があったわけではなかった。
しかし、タロウくんは二度と絵を描かなくなってしまった。
ある体育の時間にハナコさんが逆上がりに挑戦して2回目で鉄棒から落ちた。
それをみた先生は「大丈夫か?お前は向いてないんだ、二度とやらないほうがいいぞ、また落ちたら大変だから。」
その後ハナコさんは運動を嫌いになりました。
あるとき体育の先生がカラオケに行き、歌を歌った。
何人かから笑いが起きてしまった。
この先生は大人だからその場は作り笑顔でかわしたが、実は傷ついていて、カラオケにはなるべく行かなくなった。行っても歌わなくなった。
こんなことが日常茶飯事です。
身近で愛情がある人ほど、「夢潰人」になってしまいがちです。
現に今、受験生たちが
「お前の頭ではあの高校は無理だ」
と言われています。
まだあと数か月もあるのに、なぜあきらめる必要があるんですか。
自分のやりたいことをやるために、小さな会社に就職しようとする若者をなぜ涙を流して止めるんですか。
夢を抱き、起業する若者になぜ「できっこない」と言うんですか。
『できない人は、人にもできないと言う』
僕は、夢見る者にこう言います。
「誰にも、できないなんて言わせるな。誰にも。」
無責任なこと言うな?
無責任が当然ですよ。
自分の人生は誰かに責任を取ってもらうようなもんじゃないでしょ。