小学校6年のとき,今でも鮮明に覚えています。
運動会の時、応援席後ろで友達と遊んでいたときのこと。
当時,周りから恐れられていたN先生に自分だけ陰に連れて行かれて,
髪の毛をつかまれ,下駄箱に押さえつけられ,脅かされました。
クビを絞められました。
小学生の僕は言うことを聞きました。
恐怖心からです。
僕はそのことを、担任と教頭先生に訴えましたが、笑って茶化されました。
体罰を受けたとき、小学生の僕の中には恐怖心とともに強い憎しみが生まれました。
「いつか俺に力が付いたらこいつにも同じような恐怖を与えてやる・・」
少し怖いですが,本気でそう思いました。
その気持ちは5年間くらいは続きました。
数年後、N先生は中学生になった自分に道端で何事もなかったように話しかけてきました。
体格も良くなり、赤髪にしてボンタンを履いていた時期の俺ですよ。笑
「おー、あんた、忘れたのか?」とN先生に言うと
先生は不思議そうな顔をしていました。
どうやら覚えていないようです。
N先生,忘れてしまったのですか、、、 俺は一生忘れませんよ。
その時までは、リアルに復讐することを考えていましたが、N先生はこの時、顔色が悪く、ひどく痩せ細ってしまっていました。
(後日、ガンになってしまったらしいと噂になっていました。)
その姿をみて、直接的な復讐をする気にはなれませんでしたね。
さて、
僕は、力で人を押さえつけようとするような人は先生とは認めません。
人間としても認めません。
カーッとなっての体罰はただの暴力でしかない。
「言葉で言ってわからないのなら!!」
は??
自分に言葉で伝えるだけの力がないんでしょ??無能なんでしょ。
「この子を思っての愛のムチだ!愛情をもって!!」
は??
その子のために家族捨てられますか?その子のためにあなたは死ねますか??
「根性がない!!鍛え直してやる!!」
は??
暴力で鍛えて何を身につけさせようとしてるの??
暴力は暴力を生む。
暴力は憎しみしか生まない。
親による「しつけ」も暴力を伴うものは良くない。
体罰を生徒に加える時って、どんな気持ちなんだろうか。
無抵抗の弱い人間に手を上げるなんて、想像しただけで、ゾッとする。異常者ですよ。
初めは心が痛んだはず。
でも、慣れてくるうちに何も感じなくなるのかな。
終いには殴ることを指導だと勘違いして正当化して、気持ち良くなってしまう。
これ病気だよ。
この世から、暴力をなくしたいですね。